穴に向かって『あなたはわたしの父である』と言い、 うじに向かって『あなたはわたしの母、 わたしの姉妹である』と言うならば、
あなたはわたしを陰府に捨ておかれず、 あなたの聖者に墓を見させられないからである。
死人の復活も、また同様である。朽ちるものでまかれ、朽ちないものによみがえり、
あなたの栄華とあなたの琴の音は 陰府に落ちてしまった。 うじはあなたの下に敷かれ、 みみずはあなたをおおっている。
わたしの皮膚は黒くなって、はげ落ち、 わたしの骨は熱さによって燃え、
町の広場は彼らを忘れ、 彼らの名は覚えられることなく、 不義は木の折られるように折られる』と。
彼らはひとしくちりに伏し、 うじにおおわれる。
このような人は腐れた物のように朽ち果て、 虫に食われた衣服のようにすたれる。
わたしの皮がこのように滅ぼされたのち、 わたしは肉を離れて神を見るであろう。
わたしの肉はうじと土くれとをまとい、 わたしの皮は固まっては、またくずれる。
うじのような人、 虫のような人の子はなおさらである」。